「到達」
どこから来たのか 誰も知らないから 足を止め 振返り 確かめながら歩く どこに向かっているのか 誰も知らないから 先を見つめ 背伸びをし 急ぎ足になる 完成することがない 到達の先にも 道は続いている だから今日も私は進む 見えない場所から来て 見えない場所に向かい 少しづつ蓄積された 浅はかな知恵と共に
*詩&写真=紅 龍さん。