「種」
誰かに聞いてもらえるとは 思いもせずに描いた言葉は 何気なく土に蒔かれた 種のようなものだった
そこに水を与え 光りを照らし 心の中で花咲かせてくれた人々
描かれた言葉は それを読んでくれる 人のものとなり 沢山の実を結び やがて 新しい種をこぼすだろう
*詩&写真=紅 龍さん。