「 生 涯 」


あなたを呼ぶ為に
この 声があり
あなたを追う為に
この 足があり
あなたを見つける為に
この 心があり
全てが私にとって
均一に必要で
それらが私を司っている

いつかの為でなく
今日があり
未来の為でなく
今があり
通り過ぎる為でなく
明日があり
全てが私にとって
等しく必要で
それらが私を培っている

逃れる為に
忘却に支配され
怯えない為に
過去と決別し
ただ目を閉じるだけの
静粛を迎えたとしても
そこに後悔の文字はない




*詩=紅 龍さん。写真=紅 龍さん。


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送