人は弱いから 悲しみを乗り越えられる 人は脆いから 新しい目標を目指し始める 人は怖がりだから 与えられた季節を歩いて行かれる 人は自分を支えきれないから 誰かを捜し求める
顔を上げることさえ 容易ではなくても 空は広がり陽はこの身を照らす どんな言葉にも耳を塞いでも 衰えた機能を補いながら 身体は生きろと叫んでいる
運の悪い日が続いて見える なにも 良い事なんてないように見える 悲しみに泣き崩れる夜 それでも今日を終えている
人は忘れやすいから 痛みを懐かしさに替えられる 誰でも心の奥底に 自分を癒す力を持っている
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