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「路次」


迷いながら 戸惑いながら
遠回りしながら 立ち止まりながら
いつか 自分の進むべき道の入り口を
人はみつけるのだろう

傍から見れば 無駄なことも
いつか役立つ時がある
自分にとって 窮屈な強制も
いつか笑い話になる

躓いた傷は いつか癒され
カサブタさえも 綺麗に剥がれ
足元は経験によって
歩きやすい道へと 整えられてゆく

気にも留めずにいた雑草に
心穏やかに静められ
季節の移ろいを 漂う香りで知る頃
途中で投げ出してきたものを
ゆっくりと拾い上げながら
いつの日も幸せでいたことに気付く

何も どこも 変わってはいない
まだ 届いてはいない
ただ 自分の進むべき道の入り口を
人はみつけただけ




*詩&写真=紅 龍さん。


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