「お風呂」
熱い湯に 半ばのぼせながらも あと百数えるまで 出るまいと ふと考えて ゆっくり一から数え始める
この先歩いて行く途中に 辛い事があっても 百数えるまでは辛抱できる 強さが欲しいと ぼんやり考えながら
白い湯気の中 汗を湯に吸い込ませ 子供の頃を思い出しながら 数を数え終わってみれば 私は 美味しそうに 茹であがっっていた
*詩&写真=紅 龍さん。