ゆっくりと回り出した車輪の響きに揺られながら心だけ 急ぎ足になる
流れる家々の灯り暖かさに包まれ私を見送る
間もなく閉じられる今日の日をそれぞれが思い思いの場所で迎えるのだろう
規則正しいリズムを奏で龍のように長い列車が夜を 走り往く
*詩=紅 龍さん。写真=紅 龍さん。