「句読点」
秋空の美しきかな流るる雲間 差し込む光輝きてまだ青き果実 熟するを待つ
寒きに備える木々 葉を落としたるは静なり
秋空の美しきかな闇に向かう 途中の群青漂いたる 金木犀の香
落日 日ごと駆け足なりて月 満ちては黄味を増す
虫の音響く宵の刻季節の句読点を知る
*詩=紅 龍さん。写真=紅 龍さん。