追っては退き 退いては追い大きく 小さく 波が踊る
退いた跡が砂浜に残りそれを消しながら波がかぶるまるで 人の心を掴むタイミングを計るかのように
誰にも見られない時も決して 手を抜かずに轟音を心地良い音色に変えながら繰り返されているだろう
海は 恋上手な女飽きさせることはない鬱陶しいときがないそしていつでも心に 余韻を残す
*詩=紅 龍さん。写真=紅 龍さん。